スポーツシーンの骨盤前傾・後傾
海なし県である岐阜県ではレアケース過ぎてびっくりしましたが、先日から元ビーチバレーの選手が来店してくれています。
バリバリに競技としてやられてた方なので、選手だったと聞く前に初見で体のつくりを見て運動神経のいい方かな?何かしていた方かな?とすぐわかりました。
高いレベルで体をコントロールできている方は、理論や知識以前に急にストップ・ジャンプ・急激な方向転換・次の動作や流れの際の体の中の起こり(コア部分や腹圧などのコントロール)から大きな筋肉は最終的な動作で使うという部分を感覚的に持っているので、「あ~わかるわかる」と話していて非常に面白いですね。
さて、骨盤の前傾や後傾と聞いたことがありますか?正しい位置と言うのは定義として存在しますが競技特化で見た場合どうでしょう。
スポーツ別に、向き不向き・有利不利が出てきます。
勿論リニアにいろいろ動き仙骨は逆の力がかかるので基本的にというお話ですすめます。
骨盤前傾
・トップスピードが必要だったり、効率よくスピードに乗せ維持するのに向いている。
・主に直線的な動きが多い場合。
・単純に見た目がヒップラインにかけてのカーブがきれいでお尻があがってるように見える。
・必要以上に反った場合、腰を痛めやすい。
骨盤後傾
・水泳(水泳の基本姿勢は骨盤後傾)
・柔道など武道系。
・後ろへも下がるような動作。
・地上ではスピードには乗りにくい。
・いわゆるピーマン尻や腹に乗っているような姿勢になりやすい。
昨今、フィットネスブームもあって必要以上に骨盤前傾を助長しているような気もしなくはないですが、スポーツという競技特化で考えた場合は一概に骨盤後傾が悪いとはいいきれない場合があります。
例えば水泳をしている選手に、骨盤が後傾(後傾気味)しているからと矯正したら競技パフォーマンスは落ちるかもしれませんから、よく考えてどんな競技をしているのかも考慮しながら我々も触らなければいけません。